あなたは「過敏性腸症候群(IBS)」を知っていますか?
主にストレスを感じたとき、腹痛が起きたりガスが頻繁に出たりする病気です。
現在、日本人の約10人に1人がかかっているといわれています。
そして私もその1人です。IBSになり、もう8年になります。まだ完治していませんが、以前よりかなり改善したと感じています。
今回は「過敏性腸症候群(IBS)」について軽く紹介するとともに、症状が軽くなる方法を、私の経験をもとにお伝えしていきます。
過敏性腸症候群(IBS)って何?
過敏性腸症候群(以下 IBS)とは、過度の緊張状態により腹痛がきたり、ガスが頻繁に出てしまう病気です。
腹痛は、便を出すことで痛みが改善されるのが特徴です。
4つのタイプがある
IBSといっても、4つのタイプがあります。
1つは、便秘型。
2つめは、下痢型。
3つめは、混合型。(便秘型と下痢型の症状がどちらもある)
4つめは、ガス型。
私のIBSタイプ
私はガス型と下痢型です。下痢型は特に苦しみました。
トイレに行けない状況(バスや電車に乗っているとき)で腹痛がきたとき、冷や汗が止まらなかったです…。
また、「今腹痛がきたらどうしよう」という不安だけで本当にお腹が痛くなってしまうので、なるべく考えないように努力していました。
どんな人がなりやすい?
主に以下のような方がIBSにかかりやすいと言われています。
・過度のストレスを受けている
・よくアルコールを摂取している
・不規則な生活をしている
これらのうち1つでも日常的におこなっていると、IBSになる確率が高くなります。
IBSは治るのか
正直にいうと、完治するのはなかなか難しい病気といわれています。
ですが、日頃からストレスを発散させたり、食生活に気をつけたりすることで、かなり症状は改善します。
どうしたら症状が改善した?
私が実践して、症状が改善した方法をご紹介します。
※あくまで“私”が改善した方法なので、参考程度に見てみてください。
1.カフェイン、乳酸菌、冷たい物、刺激物を食べない
IBSは、食べると症状が悪化する食べ物があります。そのため、食べない方がいいものリストがよくネットに載ってあります。
しかし、その「食べない方がいいもの」は本当に多いです。
これでは料理にも一苦労だし、お店では何も食べられない…と思い、私は以下のものだけはなるべく食べないように意識しました。それは、
・カフェイン
・乳酸菌
・冷たいもの
・辛いもの
です。
特に乳酸菌は絶対食べないようにしました。私の場合、納豆やヨーグルトが合わないらしく、食後はすぐに腹痛が起きていました。
そして、食べ過ぎない・よく噛むことも徹底しました。
これらを気をつけるだけでも、私はだいぶ改善したと感じています。
2.ストレスをためない
正直、これが一番難しいですよね…。
ためていなければ、IBSになっていませんものね。
私が実践していることは、「スマホばかり見ない」「1人カラオケをする」ことです。
スマホは、嫌なコメントや自分より幸せそうな人たちの投稿がどうしても目に入ります。
気持ちを暗くする原因と出会わないためにも、スマホの見過ぎはやめた方がいいでしょう。
また、思いっきり声を出すことも大切です。
特に一人カラオケは本当におすすめです。上手に歌うことより、「大きな声を出す」ことを意識して歌うと、ストレスが発散できます。
3.お腹を締めつける服装をしない
私はお腹がきついだけでも、腹痛が起きてしまいます。
そのためIBSになってからは、お腹が隠れるほどの丈の服を着て、ズボンのチャックはいつも開けているスタイルを今でもよくします。(笑)
おしゃれよりもお腹優先で、服を選んだ方が良いでしょう。
4.体を冷やさない
IBSではない人でさえ、冷えが原因でお腹を壊すくらいなので、IBSの方は尚更気をつけなければいけません。
特にお腹を冷やさないよう、カイロを貼ったり腹巻き(締めつけないもの)をしたりして、絶対に冷やさないようにしましょう。
5.漢方を飲む
私は、「半夏瀉心湯」という漢方を一時期飲んでいました。
ネットで調べたところ、どうやら下痢型の私にはこの漢方が向いているらしいので、飲んでみることにしました。(※全てのIBSにこの漢方がいいわけではありません)
すると、飲み始めて3週間ほで下痢の頻度が減った気がしました。
あなたも自分に合う漢方を見つけて、飲んでみてはいかがでしょうか。
まとめ
以上が、私の「IBSが改善した方法」です。
自分のお腹の特徴(主に弱いところ)を理解することが、この病気の改善に大きくつながると私は思います。
この情報が、あなたのお役に立てると嬉しいです。