雑談

「友達は親に学費を払ってもらっているのに」奨学金についてモヤモヤしていた学生の頃の話。

こんにちは、ねっこです。

今回は、大学の学費や奨学金についてのお話をしていきたいと思います。

 

 

 

突然ですが、大学へ通ったことのある方に質問です。

学費のお支払いはどうされていましたか。

「奨学金を借りて払う」「奨学金をもらって払う」「自分で稼いだバイト代で払う」「親に払ってもらう」

おそらく、このどれかでしょう。

私は「奨学金を借りて払う」タイプでした。

 

 

借りる当時は特にそのことについて気にしていませんでした。

というよりも、あまり奨学金について深く考えていませんでした。

「働いたらお金がもらえるんだし、普通に返していけるよね」と甘い考えを持っていました。

 

 

しかし、奨学金について調べていくうちに、だんだんと奨学金返済の大変さに気づいていきました。

そして不安になっていき、同じ大学や違う大学の子などの友達数人に

「奨学金って月どれくらい借りてる?」と聞いてみることにしました。

すると、友達はみな口をそろえてこう言いました。

 

 

「学費は親に払ってもらっている。だから奨学金は借りていない」と。

 

 

 

 

 

私の奨学金に対する不安は余計に膨らんでしまいました。

そして「なんで私だけ…他の子はみんな親に払ってもらっているのに」というモヤモヤが生まれてしまいました。

「自分だけ」という孤立感が私に襲いかかり、親に頼っている友達が妬ましくなりました。

 

 

 

だからと言って、この奨学金問題はどうすることもできません。

学びたいからと大学へ進んだのだから、その学費は本来自分が返すべきです。

奨学金を借りる前に、返済の大変さについてきちんと考えなかった自分にも非がある。

そう自分に言い聞かせながらも、やはりこの複雑な感情は消えず、大学の頃は常にモヤモヤとしていました。

 

 

 

 

 

そんなある日、奨学金を借りていていずれ自分で返す、つまり私と同じタイプの人と知り合いました。

私はそれが嬉しく、たくさん奨学金のことについて話しました。

周りに借りている子がいないこと、みんな親に学費を払ってもらっていること、新卒から返済をしなければならない大変さ…などなど。

するとその人も共感してくれました。

そしてその人は「自分の周りは逆に、奨学金を借りている人が多いよ」と言ってきました。

 

 

その言葉を聞いたとき、私は本当にびっくりしました。

奨学金を借りているタイプの人が逆に多いなんて…。

 

 

私は、自分だけが大変な思いをしているとばかり思っていました。

たまたま自分の友達数人が学費を払ってもらっているだけで、奨学金を借りている人はほとんどいないんだという思考に、いつの間にかなっていました。

極端な考え方は改めるべきだと反省しました。

 

 

 

その人と出会ったのがきっかけで、奨学金に対するモヤモヤも少しだけおさまりました。

もし、私のように奨学金を自分で返済する方で同じようにモヤモヤとしていたら、まずは仲間を探してみてください。

必ずあなたと同じ悩みを抱えている人はいます。

一人でモヤモヤしていると、どんどんネガティブになり、いつの間にか極端な思考になってしまいます。

悩みの根本的な解決にはなりませんが、悩みを共感し合える人がいるだけでも心の余裕度は違ってきます。

もしくは、奨学金返済を援助してくれる会社もあるみたいなので、そのような会社を探してみるのもいいかもしれません。

 

 

このお話が、どうか誰かの役に立ちますように。